特別展 縄文 1万年の美の鼓動
2018年7月3日から9月3日まで
東京国立博物館
縄文土器はいいですね。なんか心が落ち着きます。たんに壺を作るだけじゃ味気ないので、ちょっと模様を入れてみようかな、ってんで出来たのが縄文です。ふんふんふん♪、って感じですね。あんまり一生懸命じゃなく、軽い感じで出来上がっているのがいいです。
これが火焰土器になるとちょっとやり過ぎて、役者で言う俗にクサい演技になってしまうように感じるのはわたしだけでしょうか。
あとは土偶です。シンプルですよね。いまどき小学生だってもっとましなものを作りますが、この素朴さが何とも言えないんですよね。これらの出土品に感動するのは、技術的造形的に優れているからではなくて、当時の人々が何を考えてこれを作ったか、と言うことにわれわれが思いをはせることが出来るからなんです。いまどきの小学生が図工の点数を取るために岡本太郎とかムーアを真似てとか、そう言うのとは訳が違う。全部当時の人のオリジナルです。
特に土偶はそそる品物ばかりでしたが、写真撮影が最後の数点しか許されていないのだけが残念でした。ここにポスター画像を貼っておきますので、拡大表示してお楽しみください。お近くの方はぜひ足を運んで実物をご覧頂ければと思います。
これらの出土品をぼーっと眺めながら、当時の人々の生活に想いをはせるのも、休日の過ごし方としては優雅かも知れません。