The national museum of modern art, kyoto
向かいに京都市美術館(現在は改修工事中)、2,3分歩くと奥に平安神宮があります。美術鑑賞の前に平安神宮に行ってお賽銭を500円入れて、ひたすら自分の幸せだけを祈ってきました。罰が当たりますかね。1500円のお札も買いました。何か良いことが起こりますように。無理ですか?
さて今回は企画展が「バウハウスへの応答」でした。バウハウスと言うとドイツで起きた手工業と芸術を合体させた運動だったかな、などと大して興味も知識もないまま観賞しました。興味が湧いたのは映像作品の1点だけでしたが、これが良かった。オトリスグループの「地平に」という作品です。インドだかパキスタンだかの映像で、宗教の神髄を分析している映像なのですが、全編を通して女性がアカペラで歌っているのです。これがコーランのようで、いやまたコーランとは違うのですが、抑揚が何とも言えず心地よい。心身に染み渡るような歌で、かなり長い映像だったのですが、席を立つことが出来ませんでした。お勧めです。
そもそも常設展の写真撮影が目的で来館したのですが、その肝心の常設展示品ががっかりするほど乏しかった。所蔵品一覧のデータベースを観ると東京国立近代美術館と同様に、相当いいものを持っているのですが、今回ははずれの回だったのでしょうか。いやはずれと言ってしまっては失礼ですが。