第19回 高校生国際美術展 The 19th International High School Arts Festival
2018年8月8日から19日まで(入場無料)
国立新美術館(2階展示室2B)
プロの作品に比べて何かが足りないとは感じるものの、プロの作品に匹敵する作品もあれば、プロにはない面白さを感じる作品もあり、見応えはたっぷりです。今回で19回目だそうですが、名誉会長に亀井静香、会長に半田晴久(電車広告でよく見かける深見東州です。この人は一体何者なんでしょうね・・)、さらには安倍総理大臣を筆頭に各都知事の面々の開催の挨拶文が図録前半の頁に並んでいます(このボリュームで500円は安い。)。ちから入っていますね。
「Kval」滝原 知美
つぎはぎの銅版がそそります。下のうねっている水面もいいセンスですね。これは面白い。
中が凝ってます。もうなんか中に入ってみたくなります。
「Each Life」柚木 日菜子
手ぬぐいを首に引っかけているトラ、バットを構えているクマ、凧を上げている猫、ここら辺が好みです。ぜひ拡大表示して探してみてください。みんな何かをやっているから「Each Life」なんですね。わたしが名誉会長だったらこれが大賞、、、かな。優劣を付けるのは難しいですね。
「バイソンはベラルーシのシンボル」ヤナ・ラシュコバ
めんこいバイソンですね。身体を埋め尽くす飾り紋が見事です。
「邂逅」清水 真菜
この作品に限りませんが、質感、マティエールは画像ではぜったいに解りません。是非実物を観に行ってください。
「祭りの前」クセニア・ペシェコノヴァ
民族衣装っていいですね。当たり前ですが、やはり日本とは違います。にゃんこも可愛い。
「サート十月祭」ワンウィサ・ニッサロ
お祭りは万国共通。華やかで楽しくて綺麗です。コラージュ作品ですよ。センス抜群です。
「卒業」渡邊 縁
ちょっとビュフェを感じた作品。シナベニア彫、油。
「愛猫」鈴木 凜
これは細かい地紋がそそります。色もいいですね。
「リフレクション」大竹 春菜
これは写実絵画ばかりを展示しているホキ美術館に展示されていてもおかしくない作品。ひたすら緻密です。
ああ、、、紹介しきれません。8月19日、来週の日曜日までです。観に行ってくださいねー。