2018年8月4日から10月14日まで(一般600円)
三鷹市美術ギャラリー
大好物の横山操ですが、ウェブサイトで開催の概要を見て、ああ大した内容じゃないなとしばらく放っておいた展覧会です。展示品は新聞の挿絵とスケッチが7割、筆やらパレットやらの遺品が2割、残りの1割が絵画作品(未完含む)でした。でも挿絵もスケッチも予想以上にかなり面白かったです。
横山操の作品では何といっても富士山が好きなのですが、未完ではありますが赤富士の作品がありました。これが未完とは言うものの見事な1枚で、黄金色のすすき草原の中に赤く染まった富士がそびえ立っている作品です。もう1枚、これはイーゼルに掛かった未完成のものですが、東京国立近代美術館にある名品「塔」を少し感じさせる、黒と錆び色と白で描かれた富士山です。
あとはスケッチで「溶鉱炉」、日本画で「月明河岸」「茜」「むさし乃」が良かったです。「月明河岸」は月明かりに照らされた川面と向こう岸の工場の煙突が情緒を誘う作品、「茜」はバックに富士山が描かれていないのが不思議に思われる作品です。
写真撮影がNGだったので作品画像を貼れないのが残念ですが、開館時間は20:00までなので(入館は19:30まで)会社帰りにでもぜひお寄りください。美術館の場所は三鷹駅南口のデッキをそのまま直進してCORALの5階です。
よくみると阪神の福留選手に似てますよね。