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第103回 二科展(一)

2018年9月5日から9月17日まで(休館日:9月11日(火))
国立新美術館(1、2、3階)

全部見て回ったら4時間かかりました(汗)。絵画、彫刻に加えて、写真、イラスト、ポスターも展示されています。ブログも1頁では収まらないので3,4頁になる予定です。面倒なので部門ごとには分けません。全部ごっちゃでお送りいたします。ちなみにポスター部門は粒ぞろいでグレードが高かったです。

 

「BABEL-3」坊中 静六

これは防空マスク?の大きな眼鏡が異様感たっぷりの作品。悲しいかな、上の段に掛けられていたのでフレーミングはこれが限界でした。

 

 

 

 

「BABEL-2」坊中 静六

BABEL-2の方を見ると1945と数字が書いてあるので、2点とも終戦がモチーフになっているのでしょうか。紙吹雪のようなものが舞っているし、なにか透明感のある不思議な作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さんぽ」米田 安希

これはミクストメディアです。楽しそうですね。左上には鳥が、右上には気球が飛んでいます。右下はわが家でしょうか。色合いも楽しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「幕間のピエロ」浅草 義治

写真では切れていますが、玉乗りをしています。真っ赤なお鼻がキュート、と言いたいところですが、全身は鈍い銀色に輝く鉄でできています。ターミネーター2に出てくるメタルリキッドのサイボーグを思い出してしまいました。あと足首のあたりはルパン三世が入っているような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

「津軽」戸狩 公久

さむい冬の港の情景が伝わってくる作品。見ているうちに雪の冷たさと匂いまでしてくるから不思議です。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ピンクの街 南仏ルシオン」武藤 挺一

女性の大きな目と、色のインパクトが強烈。他の壁と同様、この壁にも5,6点以上の作品が掛けられていましたが、最初に目に飛び込んできたのはこの作品でした。リポビタンDを飲むより、この作品を見た方が効果があるような気がします。

 

 

 

 

 

 

「rainy」渡辺 美加

スカートのひだひだ感、セーターのもこもこ感、髪の毛のうねうね感、ガラス窓についた雨粒のぴたぴた感がたまらない作品です。ガラス窓の向こうの情景も何とも言えない心地よさ。決して外の居心地が良いのではなく、外は雨が降っていて面倒なのに、安全な室内で温かい飲み物を愉しみながらその面倒な状況を傍観しているという、一種の愉悦感にも似た状況。ああなんか車窓の風景に似てますね。

 

 

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