詩歌屏風(19世紀)
良寛(1758-1831)
紙本墨書
東京国立博物館
良寛と言えば曹洞宗のお坊さんで、「災難に遭う時節は災難に遭うがよく候、云々」と言う名言を残した、ということくらいしか知りませんが、これがその良寛の書です。
ぱっと見て、おおこれは、、と絶妙のバランスの良い書に感じるときと、なんじゃこりゃ、と感じるときとまちまちです。前衛書道というか、そもそもこれ読めるんでしょうか。中学の時に隣の席に座っていた山谷君は悪筆で有名で、ノートにはこのような文字が並んでいましたが、そのほとんどは自分でも読めないようでした。抽象書道なのかな、とも思います。うーん、まあじっと見ていたところで読めないのですが、書を習った人ならこの文字は解読できるのでしょうか。