2018年9月19日から10月1日まで
国立新美術館(1・2階)
小さい頃に「トリフィドの日」というイギリスのSF小説を読んだことを思い出しました。人間が植物に襲われる怖い物語ですが、姿形はおそらくこんな感じなんだと思います。ビル街にこんなのがいっぱい歩いていたら恐怖ですね。六本木にトリフィド現る!!
でっかいタイポグラフィの錦鯉です。TYPHOON、CYCLONE、HURRICANE、最上位クラスのサイクロン情報、dysonなどと文字が読めます。ヒゲがかわいい。
でもなんで錦鯉なんでしょうね。
辞書を引くと、crag:ごつごつの岩、とあります。岩なのは解るのですが、それにしては断面が人工的で、しかし多角形というには面が不規則すぎ。まるで一昔前のCGで作成された岩のようです。
見る方向によって形がまったく変わってしまうのが面白いです。
かつてブランクーシの「空間の鳥」がアメリカの税関で美術品と認められずに工業製品として高い関税を掛けられたことや、デュシャンの「泉」が出品時に芸術作品として認められるかどうか物議をかもしたという話題を思い出しました。この作品に関してはタイトルを見たら腑に落ちましたけど。
最近現代アートの解説書を読んで何とか「泉」の価値については了解したつもりですが、身体はまだ全然納得していません。タイミングの良いことに10月2日から東京国立博物館でデュシャンの特別展があるので、そこで理解が深まればいいなと思っています。
まあ強力なU字磁石・・。子どもの頃によく磁石を持って近くの鉄工所に行き、砂鉄を取らせて貰っていたことを思い出しました。いくら強力でも実際にはこんな風にはならないんでしょうけど、でもあっても別におかしくない感じはありますよね。タイトルの用語が解らなかったのでググってみました。
トリクルアップ:富める者が富めば、貧しい者にも自然に富が滴り落ちるという理論
トリクルダウン:下層に富を与える仕組みを作れば、上層を含めた全体に利益がいきわたるとする理論
どちらも風が吹けば桶屋が儲かる的なこじつけのような気もしますが、実際のところはどうなんでしょうね。
拡大表示してください。上から下まで全部猫です。このあごの下から口までの部分が柔らかくてぷにぷにしてるんですよね。でもにゃんこの方はあまり触られたくない部分らしく、すぐにそっぽを向いてしまうのですが。
タイトルのキキミミですが、猫はこうやってあくびをしたり、ごろんごろんしていても、ちゃんと聞き耳を立てていますよ、という意味なんでしょうね。このにゃんこの名前がキキとミミじゃないですよね。