2018年9月27日から10月5日まで
東京都美術館
これは背景になんとも言えない魅力を感じます。ぱっと思い浮かぶのは学校の黒板なのですが、でも考えてみると実物の黒板に魅力を感じたことなんか一度も無いし、だとするとわたしがいま感じているこの魅力は何なのか。ちょっと錆がかった鉄板のようにも見えます。シュルレアリスムの雰囲気を感じる作品です。
説明書きを読むと、これ素材は革なのだそうです。ここまで加工ができる素材なんですね。中心の花はゆずなのだそうですが、ゆずがあそびましょうと言ってオーラを出しているのか、周りの輪っかがゆずにあそびましょうと問いかけているのか、どっちなんでしょうね。
ああ、シンプル。素敵です。なにやら木星のようでもあります。デザインに人工的な感じが一切無いのがいいです。縞模様の入った石とかシマウマとか、自然が織りなす模様ですね。だから頭で理解して喜ぶ作品ではなく、本能的に喜びを感じてしまう作品なのだと思います。
これは押し花なのかコラージュなのか解りませんが、これだけ様々なものが入っていてもごちゃごちゃ感がなく、豊穣さと絢爛さを感じる作品です。ガラス貼りなので上部に照明が映り込んでしまったのが残念。
これも上部に照明が映り込んでしまいました。縁側、障子、観葉植物、三毛。何てったって三毛が可愛い。ぐでっと横になっていますが、眼は開いたままです。退屈だな、何か面白いことないかな、って感じですね。
パラダイスですね。猫どもに占拠されている三日月は、漱石の「吾輩は猫である」のテキストで出来ています。全員たまらなく可愛いですが、わたしは右下の茶白かな。