2018年10月3日から10月15日まで
国立新美術館
屋外展示作品です。この日はちょうど小雨が降っていたのでタイトルにぴったんこの雰囲気になりました。河馬が主役なのは勿論ですが、砂利と岩も良い味が出ています。
この作品のどこが良いですか?と聞かれたらどう答えますか。良いなとは感じるのですが、どこがと聞かれると、何となく、全体的に、バランスが良い、色が素敵、とか色々言うかも知れませんが、でもこの作品は特に色味が良いとは思えないし、バランスが良いって表現は適切ですかね?
しいて言えば色の重なり具合、にじみ具合、絵の具の飛び散り具合、でしょうか。人間って妙な事象に魅力を感じてしまう変な生き物なのだなとつくづく思います。
ああ、、カラスに顔を盗られちゃいましたね・・。びにょ~んと伸びた皮がリアルです。
シュール。やすし師匠状態ですね。「めがね、めがね・・」、、古い。
この作品も色の重なり具合、にじみ具合、あとはクシで傷つけたような軌跡が綺麗です。バックの淡いピンクが良い味です。一番上の少しどす黒い赤が血の色を思わせていささか不穏な雰囲気も漂っています。
こんな感じで今までの人生全ての瞬間が静止して目の前にあらわれたら、いったいどんな感じがするんでしょうね。そしてそれが一斉に動き出したら。
時計の形をした走馬灯のような感じもするのです。
What a beautiful Zebra.
でもこれだけカラフルだと見ている方は楽しいですが、カモフラージュには絶対にならないので天敵に襲われまくり。すぐに絶滅しそうです。