第86回 版画展(二)

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「Dog and Woman」銅版 吉岡 弘昭

ヒールは履いてるわ、まぶたは下に付いてるわ、顔にぶつぶつができてるわ、散々な描写ですが、それでもワンコが魅力的です。トッピングの鍋もいい。女性はそれほどでも・・。左下から半身を出して何やらぶつぶつ言っている小さい人は作者なんでしょうか。w

 

 

 

 

 

「formula」銅版 田島 直樹

映り込みが激しいのでちょっと解りにくいかも知れません。

頭はいいとして、腕が疲れそうですね。1周くらいしか持たないような気がします。あとどうやって曲がるのかが疑問です。顔を向けた方に曲がっていくんでしょうか。

でも意外と速そうな気もするから不思議です。

 

 

 

「Lost shape-red dinner」銅版 有地 好登

題名通り、なんかディナーの感じがしますね。色合いが素敵です。それからこの一見花のようにも見えるディッシュの柄が非常に興味深いです。何かの写真や印刷物を柄にしているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

「’30・泡・々・アワ」木版 本望 マサ子

泡のぷちぷちが面白いので、ずざーっと中に入っていってしまったんでしょうか。でも普通の猫は水も石けんの匂いも嫌いだと思うのですが、個体差ですかね。水とか掃除機とか平気な猫もいますしね。どうだ、と言わんばかりにこちらを見つめるにゃんこが可愛い。銅版画では出せない木版画の力強さが魅力的な作品です。

 

 

 

 

 

「秋日」その他 冨永 峰子

見た目は木版画のような気がするのですが、その他とあるので違うようですね。同心円の柄がいい味を出しています。静かで落ち着いた感じの作品です。

 

 

 

 

 

 

 

「ロマネスクの風1」銅版、孔版、その他 中村 喜吉

薄い紙の上に、糊でまた薄い紙をぺたぺたと貼っていったような作品です。こすれて色が剥げた感じや、紙の糊ジワがそそります。枠からのはみ出し方も素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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