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聖アントニウスの誘惑(1660年代)

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ダフィット・テニールス(子)(1610-1690)
油彩/キャンバス
国立西洋美術館

人々が廃墟に集まって何かをしているようなのですが、よく見てみると何かがおかしい。お祈りをしている老人に飲み物を勧めている女性は足が鶏の足だし、頭上では魚に乗ったトカゲやらカエルが戦っています。それから老人の羽織を引っ張っているのは一つ目の鬼。題名からするとこの老人が聖アントニウスなのでしょうが、彼以外は全て魔界の住人のようです。

仕事や勉強をしているときにこうやって魔物がちょっかいを出してくることはよくありますよね。そんなときはこの作品を思い出して、聖アントニウスのように決然とした態度で(?)誘惑をはねのけましょう。

 

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