改組 新 第5回 日展(一)

最終更新日


2018年11月2日から11月25日まで
国立新美術館
「蜜蜂の軌跡」岩田 壮平

うーん。真ん中がぽっかりと空いている。これはなんだろうと近寄ってみると蜜蜂が飛んでいました。真ん中の空間は蜜蜂が落とした花粉できらきらと輝いています。

拡大!

蜜蜂さん、いつもご苦労様です。

ざらざらとしたザラメのような岩絵具のマティエールが愉しいです。

 

 

 

 

 

 

「夜空~ひかりのこえ~」大矢 高弓

満天の星空の下、ご年配の乙女が空を見上げています。床机台についた手がかわいい。

老媼、夜空を見上げ何思う。

 

 

 

 

 

 

 

「透光の径」中出 信昭

朝の匂いがします。もやを通した陽光は幻想的ではあるのですが、この場所では神々しさのほうが勝っているような気がします。近所にこんな場所があれば毎日でも散策するんですけどね。都内じゃなかなか。

 

 

 

 

 

 

 

「海ー2018」二宮 勝憲

今回は抽象画がかなり少なかったような気がします。やはりその公募展(美術団体)によって具象画が多いとか抽象画が多いとか特色の違いがあるのでしょうか。

この作品は、絵肌のざらざら、ごつごつ感の味わい深さと、色合いが綺麗でした。

 

 

 

 

 

 

「Tokyo View」士農 力

新宿のCAD図形のようで面白いです。3Dワイヤフレームでぐりぐりと動かしてみたくなります。普段見慣れている光景も視点を変えると全く別な光景に変わりますね。

 

 

 

 

 

「白嶂」加藤 智

白嶂とは聞き慣れない言葉だったのでググってみましたが、日本語では出てきませんでした。中国語のようです。英語ではホワイトピーク。無理矢理音読すると、はくしょう、でしょうか。「嶂」単独では「みね」です。

タイトル通り、雄大な白い峰とその下の東山魁夷を思わせる幻想的な風景が印象的な作品です。

そう言えばまさしくいま、隣の会場で東山魁夷展が開催中であります。お時間のある方はぜひどうぞ。とはいうものの日展を見るだけで半日は掛かると思うので、同じ日に見るとかなり疲れるとは思いますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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