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蕪図(1925)

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岸田 劉生(1891-1929)
油彩/キャンバス
東京国立近代美術館

もう数十年前のことになります。「壺の上に林檎が載って在る」(1916) を見たときの衝撃は今でも忘れません。絵画であるにも関わらず、そこに在るのはまさしく壺と林檎なのだから驚くのも無理はありません。絵ってこういうことができるんだ、としばらく絵の前で痺れていた記憶があります。

岸田劉生と言えば麗子像が有名ですが、わたしには静物画のイメージが強烈に焼き付いています。

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