第72回 日本アンデパンダン展(1)

最終更新日


2019年3月20日から4月1日まで
国立新美術館

山下 征治 平沙夢想

上部のアーチが岸田劉生の麗子像を思わせますが、でも中身はまるっきり違います。砂漠に寝そべってくつろぐ女性と後ろでびわらしき楽器を奏でる馬上の兵士。このけったいな感じがとても面白いです。

 

清水 史子 牧場の風景

中央のカラフルな牛がかなりイケてます。背景はゴーギャンのように素朴な風景なのですが、そして右端の牛も2頭とも牛らしい牛なのですが、中央の牛の味わい深さたるや言葉では表現できません。

 

伊藤 美恵子 吹田操車場跡のあした

良い空ですね。空が良いです。芝生に寝転んでずっと眺めていたくなる空です。タイトルにもぐっと来ました。夕暮れの光景をあしたと表現するのはかなりのポエマーでしょう。

 

伊藤 嘉夫 今何事ぞ!・・・せわしなく、さわがしい!

現し身の人々は穏やかな生活をしているのに、なぜ背後に描かれている幻影の闘神たちはあんなにもアグレッシブなんでしょうか。このギャップが面白いです。

 

三﨑 冬男 歴史の証人 国分寺跡の銀杏

思いっきり季節外れですが、でもいつ見てもこの一面が黄金に染まる光景は見る甲斐があります。神の景色、神景色ですね。

usr@redtabby

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください