サイトアイコン 名画探索

第69回 モダンアート展(2)

相馬 亮 one day~my life~

安部公房の箱男を思い出しました。逆に一人だけ覚めているというのも居心地の悪いシチュエーションですね。色々と深読みの出来る作品です。

 

菅野 純子 PLASMA 19-11・再生への森

大量の胞子が空に上がっていくようなイメージを受けました。
あとは光ファイバーのインテリアがありますが、あれも少し感じました。

 

和田 有司 残像

若干暗めのパステルカラーが心地良い作品。画面上部中央からとろ~っと融けていくような感じがこれまた気持ちいいです。

 

重渕 喜美子 活況の都

こういう作品って自分のセンスだけで作っているのでしょうか。それとも何かデザインの公式のようなものがあるのでしょうか。これだけ様々なオブジェクトが画面の中に入り込むとばらばらでまとまらないような気がするのですが、タイトル通り活気のある作品に仕上がっているのが見事です。

 

内田 滋子 響生(2019)

「共生」じゃなくて「響生」のタイトルがぴったりの作品。まさに響き合っている感じが伝わってきます。

 

今成 正孝 雲の形(2019)―バイオレットアワー―

タイトルを見て、へっ?雲?・・・うーん、、、雲と言われてみれば雲のような気もするな、、としばらく作品の回りを不思議な気持ちでぐるぐる回ってしまいました。こういう雲の表現の仕方を見たのは生まれて初めてで、何か妙に嬉しかったです。でもよく考えてみたら中華どんぶりとか孫悟空のキン斗雲ってワイヤフレームで雲の形を表していましたね。

モバイルバージョンを終了