2019年8月7日から18日まで
国立新美術館
標本に縛り付けられているマンドレイク?が可愛いです。ちなみにタイトルのグリモワールとはフランス語で魔術書の意味だそうです。
←こちらが魔術書の表紙でございます。
こんがりと美味しそうな背中です。そう言われてみれば柴犬って焼き上がったパンの色ですね。
画面の下半分を占める、くっきりとした大きな影が印象的です。さーてやるか、という意気込みが伝わってきます。
最近一番見たくてたまらないのがホックニーです。関東で展覧会をやってくれないかなあ。いや、東北でも九州でもどこへでも行きます。
この作品はどこででも見ることが出来る風景なのに、技術的にも特に緻密な写実画というわけでもなく、特にデフォルメされているわけでもないのに、一体この作品のどこに自分が惹きつけられているのか、実は自分でもよくわかりません。
風情があるなあと、ふと感じたのですが、生活臭の漂う路地裏に対して「風情がある」と表現するのは適切なのかどうか。どうなんでしょう?
画面上部の脂ぎったガスレンジのようにてかるひさしや雨戸が良い味です。
前を歩くにゃんこの後ろ姿も路地裏ならではの光景です。