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観音普陀落浄土(1972)

白髪 一雄(1924-2008)
油彩・キャンバス
アーティゾン美術館

最近はもう印象派の作品などでは飽き足らなくなってしまい、こういったものでもないと脳が喜ばなくなってしまいました。先生、ボクは病気でしょうか?

とお医者さんに確認したくなるくらいの作品です。でも調べてみると印象派が隆盛だったのは1870年代から1930年代までの60年間くらいにすぎず、第二次大戦前にはすでにもうアーティストの間では下火になっていたようです。

綺麗なグラデーションの上に飛び散る赤インクの物質感、溶岩のような、光が溶融していくような、様々なエネルギーの躍動を感じます。

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