テラスの広告(1927)

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佐伯 祐三 (1898-1928)
油彩・キャンバス
アーティゾン美術館

うーん、、シスレー、モネ、ルノアールあたりの印象派はほぼ見飽きてしまったのですが(モネの積みわらシリーズあたりはまだそそりますが)、時系列的にその次に発生したフォービズム派の佐伯作品にはまだまだ魅力を感じています。フォービズムの開祖である師匠のブラマンク作品も魅力的ではあるのですが、こちらは少し綺麗すぎるような気もします。

綺麗すぎると言えば、同じフォービズム派に数えられることの多いデュフィは作風がもっと綺麗かつ繊細ですが、でも綺麗すぎてデザインアートっぽく感じてしまい、佐伯作品のような魅力は皆無です。

綺麗すぎる=作り物、と言い換えても良いです。作り物ではないその場の雰囲気が佐伯の作品には表れているように感じるのです。

usr@redtabby

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