白髪 一雄(1924-2008)
油彩・キャンバス
アーティゾン美術館
最近はもう印象派の作品などでは飽き足らなくなってしまい、こういったものでもないと脳が喜ばなくなってしまいました。先生、ボクは病気でしょうか?
とお医者さんに確認したくなるくらいの作品です。でも調べてみると印象派が隆盛だったのは1870年代から1930年代までの60年間くらいにすぎず、第二次大戦前にはすでにもうアーティストの間では下火になっていたようです。
綺麗なグラデーションの上に飛び散る赤インクの物質感、溶岩のような、光が溶融していくような、様々なエネルギーの躍動を感じます。