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日本の美術を貫く炎の筆<線>火炎土器からまゆ毛まで

2020年9月19日から10月18日まで
府中市美術館

展覧会の表紙を飾る渦巻き状の金属のような作品が面白そうだったので、それだけを目当てに見に行ったのですが、なんと他の作品も粒ぞろい。棟方志功、熊谷守一、長谷川利行、小山田二郎、白髪一雄、谷岡ヤスジ(原画です)。いやあこれは儲けものでした。
写真は一枚だけ撮って良い(ツイートで宣伝してねという意味ですかね)ということだったので、その時点で一番気に入った村山槐多の下記作品をパチリと撮りました。

スキと人(1914) 墨、紙

こうしてブログに貼っても全然迫力が感じられないのが残念ですが、展示室ではじわじわとこちらに迫ってくるような迫力と臨場感を感じました。今まで村山槐多を良いと感じたことは一度も無かったのですが、これで見る目が変わりました。

もっともこの作品のあとに表紙の渦巻き金属や小山田二郎の鳥女や白髪一雄のかなり、いや相当良い作品がずらっと展示されていたので、写真一枚だけというのはちょっと拷問に近い感じでした。これで500円ですよ、500円。お勧めです。

あと谷岡ヤスジは、やはり天才です。

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