肖像
肖像(1956)
ベルナール・ビュフェ(1928-1999)
油彩/キャンバス
大川美術館
ビュフェです。この人の作品では初期の頃の昆虫とかビル街の絵がたまらなく好きです。ナイフで切り付けて描いたような暴力的で鋭い線。手で触ったら切れそうです。後期の作品はだいぶまろやかになってしまって初期の迫力は感じられませんが、それはそれでまた味わい深い作品になっています。
この絵は題名が「肖像」なのでどこの誰を描いたのか判りませんが、作品自体はひとめでビュフェと判る作品です。もうなんかほれぼれしますね。左上のおなじみのサインも独特です。 興味を持たれた方は、静岡県のクレマチスの丘に、ビュフェ作品を数多く展示しているビュフェ美術館がありますのでぜひどうぞ。