第43回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展(1)
2020年2月20日から2月28日まで
国立新美術館
タイトルでぐっときてしまいました。
近づいて見てみるとコラージュも入っているのですが、陶器のような質感もあって、色々と重なり合っている感じが心地良いです。
狼の皮をかぶった羊ならぬ、獅子の皮をかぶった虎なのですが、どちらも可愛いすぎて困ってしまいます。
いつから変化したのかは記憶にありませんが、写実や印象派の絵画よりも抽象画とかこのような具象画(って言うのでしょうか)にはっきりと好みが変わりました。細部まで克明に描かれていると、見ている側が無意識裡に想像する余地が無くなるのでつまらなく感じるのかな、などと考えているのですが、実際の所はどうなんでしょうね。
木の小枝の表現に糸が使われていたりして、全体的にこのごつごつ感が心地良いです。額縁のギザギザもいい味です。
ペットボトルキャップの帽子が素敵です。しかしいくら買いたくても男どもは痴漢と間違われるのが嫌なのでボタンを押せないような気がします。
おつりが出てくる面がうらなのは使いにくいかも。