改組 新 第7回 日展(2)

大けやき
永野智彦
【彫金】
レリーフです。見事ですね。そう言えば中学の美術の時間にレリーフもブロンズもやりましたが、何を作ったのか全然覚えていません。ここまで表現できるものなのだということを知っていれば、もっと一生懸命やっていたかも知れませんね。

中に人が入っていますね。ヘラクレスをwikiで調べて見ると、十二の功業というものがあって、その一つに獅子との格闘という項目がありました。なんでも三日間獅子と死闘を繰り広げ、見事勝利したヘラクレスはその皮を頭から被り鎧とした、との記述があります。とは言うものの、これじゃない感はたっぷりと残りますが、チーズインハンバーグのような愉しさもありますね。

川辺の森
吉田武功
一昨年あたりからこの作品のファンになりました。視点は毎回異なりますが、モチーフはいつもこの水田と森です。何と言っても、こんもりとした森が非常に象徴的かつ印象的なのですが、全体を微妙にぼかして描いているので、まるで夢の中の光景を見ているかのような感じです。