ハピネス ー名古屋ボストン美術館最終展ー
名古屋ボストン美術館ですが、この展覧会をもって閉館だそうです。(2018年10月8日まで)
名古屋は好きな場所で、1年に1回は必ず来ています。主な目的は美術館巡りとあんかけスパゲッティとナナちゃんです。まず愛知県美術館(現在改修工事中)のクリムトを観てから名古屋市美術館、メナード美術館、ヤマザキマザック美術館、そして名古屋ボストン美術館(そそる企画展ならば)を回ります。あとは気が向けば足を伸ばして岐阜県立美術館(ここも今年の秋から改修工事に入るそうです)や三岸節子記念美術館へも行きます。
わたしは東京在住なのですが、主な企画展は東京へも回ってくるため、常設でそそる展示品が見込めないボストン美術館へは足が進まず、合計で2,3回程度しか行った記憶がありません。金山駅の真ん前だし、建物は広くて綺麗だし、立地的には言うことが無いのですが、肝心のコレクションがこれでは観客動員数が少なくなるのも当然です。アメリカのボストン美術館にどれほど魅力的なコレクションがあるのか知りませんが、20年で5000万ドルの契約をしてこの内容ならば閉館で正解でしょう。てか5000万ドルもかけるんだったら現代作家の作品を収集して展示したほうが良かったかも知れませんね。
さて今回のハピネスの目玉は、上の写真の踊るシヴァ神像とジム・ダイン作品です。特にジム・ダイン作品をこれだけまとめて観るのは今回が初めてで、いいなと感じたのも今回が初めてです。こういうポップアート、ウォーホールやらリキテンスタインなどの作品は苦手なのですが、今回のこのハート尽くしの作品群には感動してしまいました。ありがとう。そしてさようなら。