第65回記念 一陽展(1)
2019年10月2日から10月14日まで
国立新美術館
タイトルでぐっときました。いままでこのような景色をアリの巣のように感じたことはありましたが、回路と感じたことはありませんでした。なるほど言われてみればまるで集積回路ですね。
どうもこんちわ、と言われて振り向くとこんな人(木?)が立っていたら目が丸くなっちゃいますね。でも都会を離れて長い間森に棲めばこんな感じになるのも、それはそれで解るような気もします。
人間の目って不思議です。視力はけっして良い方では無いのですが、かなり離れたところで見ても、この作品のマティエールは普通じゃ無いなってすぐに解りました。
こういう点描もあるんですね。老眼も進んでいるので眼鏡を外して間近でしげしげと見てしまいました。
かなり上の方に展示されていたのでフレーミングはこれが精一杯でした。
この何か異様なエネルギーが宿ったかのような木々の姿に目が釘付けです。
遠目からは着物の柄のように見えたのですが、しかし楕円形の波紋がこれほど魅力のあるものだとは思いませんでした。降り始めの水たまりのようにも見えて面白いです。
思わず散歩に行きたくなるような一枚です。近くの公園が丁度こんな感じなんですが、残念ながら舗装されているんですよね。ああ土が恋しい。