カール・グリュンヴァルトの肖像
カール・グリュンヴァルトの肖像(1917)
エゴン・シーレ(1890-1918)
油彩/キャンバス
豊田市美術館
上手いなとは感じますが、この瘤のようなごつごつとした肉の塊をイメージさせるような描き方は、わざと不快感を抱かせようとしているのでしょうか。なんとなくジャコメッティとパスキンが思い浮かびましたが、ジャコメッティは不快感が吹き飛んでしまうほどさらにデフォルメしており、パスキンは柔らかさが強調されているので不快とは感じません。右下の判子のようなサインが印象的ですね。