雲中富士

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雲中富士(1913頃)

横山大観(1868-1958)
絹本金地着色
東京国立博物館

泣く子も黙る横山大観です。立派ですね。左右対になっている作品で、もう片方は空と雲だけが描かれています。ブログの小さい画面に両方入れてしまうと絵的に見栄えが悪くなってしまうので割愛させていただきました。あしからず。

大観には富士を描いた作品がそれこそ山ほどありますが、ほとんどの作品はこうやって雲海も一緒に入れた作品が多いです。やはり単独だと形になりにくいんでしょうね。わたしも数年前まで富士山の写真をしばらく撮っていましたが、ある日一緒になった初老のカメラマンは「澄み切った青空に富士山だけじゃ面白みがないんだよね」とぼそっと言っていました。いや、同感です。

さて、富士山だけに限りませんが、山でこの絵のように綺麗な雲海が見られるのは明け方の時間だけです。さらにこれは冠雪していないので夏富士ですね。そして雲海が綺麗に見られるのは春か秋が多いので、9月から10月くらいの富士を描いたのでしょうか。下界からではこういう景色は見えないので、大観も頑張って登ったんでしょうね。酒豪のイメージが強いんですが、登る体力はあったんでしょうか、、。

usr@redtabby

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