第55回記念 主体展(1)
2019年9月1日から9月16日まで
東京都美術館
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うーん、けったいです。あめ玉のようなものを乗せたお盆をもってくるからくり人形とトランプ。配置の仕方が面白いです。そしてタイトルが真夜中のお茶会。
もう、こういうのは大好きです。
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何か向こうの世界からこちら側に入り込もうとしているようですね。じっくりみても状況がよくつかめないのですが、よく解らないがゆえに、もっとよく見ようとして惹きつけられてしまいます。
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この作品はタイトルを読むまでは何が描かれているのかさっぱり解りません。アインシュタインの「神はサイコロを振らない」という言葉がモチーフになっているのでしょうが、となると一体どこら辺が「確率」とか「偶然」と結びつくのだろうと、そこで目が画面を探し周り始めるのです。
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完全に3つの場面に分かれているようなのですが、でも左パネルのカマキリはセンターパネルの世界を飛び越して右パネルのトンボを狙っているようですね。
うーん、美しい。
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第一印象は、遠くの高台から山間の住宅密集地を眺めているように見えたのですが、見ている内に純粋な抽象画のようにも見えてきます。なんか面白いです。
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題名がぐっときます。吹けば飛ぶような日本家屋から頑丈なビルディングに変わったところで、やはり人も街も移り変わって行くことに違いはありません。この風景も今だけ。そう思うと儚い。儚いが故に貴重です。だからこそ放心したようにぼうっと眺めてしまうのでしょうね。