第73回 二紀展(1)
2019年10月16日から10月28日
国立新美術館
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この老人の慈しみの表情。見ているこちらまで優しく癒やされる作品です。
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ごみだらけの地球というシチュエーションはよく見かけますが、地球より大きいごみの中に地球が埋没している図は初めて見ました。この視点は面白いです。おまけに洪水までやってくる始末。さあ果たして地球を救うことはできるのか!
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ぺちゃっとひしゃげた状態で地平線に沈んで行く夕陽。やはり太陽は偉大です。古代人がひれ伏した気持ちがよく解ります。わたしも周りの目さえ無ければひれ伏したいのですが、変な人と思われるのでやりません。
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同じカテゴリーの少し異なる状態のものを並べて見せる作品が最近増えているように感じます。自分が敏感になってきただけかも知れませんが。
でもなんでこのような状態を見て脳が面白がるのか。めったにない状態だからでしょうか。
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そうですよね。現代のバベルの塔だって全然あり、っていうか形状が違うだけでもうこれ以上のビルはすでにぼこぼこと建っているんだから、ベゾスとかの大金持ちが酔狂で現代のバベルを建てたっていんですよ。まあペイしないことは絶対にやらないんでしょうけど。
鉄筋鉄骨コンクリートで免震のバベルの塔。めちゃそそります。前回の二紀展では主役だったクジラ飛行船が、今回は助演ですが良い味を出しています。
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会社員時代に上司から「文字だけではなく、もっとグラフとか図を入れないと読みにくい。」と、提出した報告書に関して度々指摘を受けた覚えがあります。
これならば文句は出ないかも知れません。その代わりに「抽象的すぎる。もっと具体的に。」と指摘されるのかも知れませんが。
でも具体的にすると想像力が刺激されないので、途端につまらなくなっちゃうんですよね。