第87回 版画展(1)
2019年10月8日から10月22日まで
東京都美術館
東宝特撮映画のポスターを棟方志功に依頼したらこんな感じになるのかも知れませんね。力強さででも叙情はたっぷりと表現できるのだ、というお手本のような作品です。
眼からレーザーは航空法に引っかかってしまって実現しなかったようですが、うさぎ観音は一度見に行きたいです。
ロスコはいまだによく解らないのですが、でもこの作品は好きです。ロスコは大きすぎるように感じるのです。
中指は下品、包丁はちょっと不穏ですが、シマウマで水鉄砲の流鏑馬が新しすぎるし、にゃんこはひたすら可愛いです。
プリミティブかつモダンかつ複雑なようでシンプルさを感じる作品です。品がありますよね。
素朴でいいです。マンホールが良い感じ。タイトルに吾輩とあるので猫目線の高さから見ている図なんでしょうね。
ちなみに今回は「はんが甲子園」と銘打ったコーナーがあって、最初のうさぎ観音とこの作品は、第19回全国高等学校版画選手権大会の出品作品のようです。
このごちゃごちゃ感で、タイトルのDeadlineが実感できます。窓から見える外の景色と、物であふれた仕事部屋。このカラフルさは平版かな、インクジェットかな、と思って説明書をみると意外や意外、木版でした。