開館記念展 見えてくる光景(1)
2020年1月18日から3月31日まで
アーティゾン美術館
あまりにも有名な大作ばかりなので、いずれ一枚一枚個別に紹介するつもりだったのですが、面倒臭くなったので、先月来のコロナ騒動でどこの美術館も臨時閉館となり、皆様もさぞマスターピースに飢えているであろうと考え、まとめて一挙に紹介することにしました。いつもよりコメントは少なめです。(要らねーよなんて言ってはいけません。)
牧場(1910)
アンリ・ルソー(1844-1910)
油彩・キャンバス
「牧場のど真ん中にこんな大きな木なんて立って無いだろ」、「牛大きすぎ」、などと言わず、ルソーのこの素朴な世界観をご堪能下さい。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864ー1901)
サーカスの舞台裏(1887年頃)
油彩・キャンバス
ロートレックってどうしてもポスターのイメージが強いのですが、油絵もいいですね。暗めの作品なのですが、光の加減に趣があります。
ジャン・フォートリエ(1898ー1964)
人質の頭部(1945)
油彩・キャンバスに貼られた紙
いまだに理解できない作品。じゃあ出すなよ、ってことなんですが、理解出来ないながらもずっと気にはなっているのです。
ジャン・デュビュッフェ(1901-1985)
スカーフを巻くエディット・ボワソナス(1947)
油彩・紙
デュビュッフェは大好きなんですが、これは全然解らない作品。恐らくエディット・ボワソナスさんを知っていれば、この面白さが解るのだろうと思います。
ジャン・デュビュッフェ(1901-1985)
暴動(1961)
油彩・キャンバス
いいですね。暴動の、わああああっ、って感じがデュビュッフェの落書き風な画風と相まって味わい深く表現されていると思います。面白い。
ジョルジュ・ルオー(1871-1958)
郊外のキリスト(1920-1924)
油彩・紙
この一枚だけで、物語の始まりから終わりまでがすべてイメージできそうな作品です。ルオーの紙芝居とか絵本とかあったらさぞゴージャスでしょうね。