都美セレクション グループ展2020
2020年9月11日から9月30日まで
東京都美術館(無料)

岩絵具、オイルパステル、墨、箔、雲肌麻紙
ギャラリーABCと3つに別れていて、これはギャラリーCの「トランスする日本画の可能性」と題されたブースの作品です。中でも小林明日香さんの作品がなんか久々にドツボにはまってしまいました。

鉛筆、ペン、オイルパステル、コピー用紙、和紙、木製パネル
近寄ってよく見てみると、木製パネルの上に画像をプリントしたコピー用紙を貼って、その上から和紙を貼ったり、ペイントをしたり、木製パネルごと削ったり、とまあ様々な加工をしているようなのですが、これがぱっと見た第一印象ではハッとするほどの現実感がありました。なんか不思議ですね。こんなにぐちゃぐちゃなのに。

墨、岩絵具、鉛筆、パステル、コピー用紙、和紙、木製パネル

墨、岩絵具、鉛筆、木炭、雲肌麻紙
日本画と言えば、いま別の会場では院展が開催中なのですが、あちらがオーソドックスな日本画で、見慣れているという安心感も、見飽きてしまったという退屈感も両方感じるのに比べて、このギャラリーの日本画は展覧会のタイトル通り、可能性を追求していると言うか、でも別にここまで来たら日本画ってことを意識する必要もない気がします。あ、その他のギャラリーも面白かったですよ。